彼女が公爵邸に行った理由 ネタバレ&二次創作

ピッコマ配信中「彼女が公爵邸に行った理由」にドハマリした女が、次の配信まで我慢できず、 原作を追ってNO知識の韓国語を翻訳にかけていく場所です。 ピッコマ配信後も削除はしませんので、どうぞ間違いの比較をお楽しみください


*はじめに*

当ブログにお越しいただき誠にありがとうございます^^
こちらはピッコマ独占配信中・韓国発漫画「彼女が公爵邸に行った理由」について
ドはまりした昂るテンションを吐き出す場所が欲しいがため作った、素人翻訳や感想や二次創作を投下していくサイトです
ピッコマより40話程更新が進んでいる原作を翻訳にかけているため、当然ネタバレは遠慮なくしてますので、十分にお気を付けください。
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記事を遡るのが(私が)面倒・翻訳のみ目当てで今後の二次創作には目を触れたくない方むけに、目次を作成致しました。下のリンクより任意の記事をご覧ください
※随時更新予定


*目次*

<原作翻訳>※ブログ開設時点でのピッコマ未配信分から

91話 92話 93話 94話 95話 96話 97話 98話 99話 100話
101話 102話 103話 104話 105話 106話 107話 108話109話 110話
111話 112話 113話

<漫画>
武闘大会妄想(ノア&ジャス)


※「彼女が公爵邸にいった理由」原作を、ぽちぽち翻訳機に打ち込みながらふわっと翻訳!
韓国語のかの字もしらなければ日本語も危うい人間が打ち込んでおりますので、間違いは広い心で見逃してください




爆発が収まり、レリアナはノアの腕の中で少しせきこみつつも意識をとりもどします。
彼と密着して感じる鼓動を確かめるように、彼の胸に手を当てました
(聞こえる。生きてる)
「大丈夫か?」
同じく小さく顔をしかめながら咳き込むノアは、かばって抱き寄せたレリアナに声をかけます
その言葉に、レリアナは少しくたびれた様子なものの、安心したような笑顔を返しました
近くではアダムが衣服のほこりを払いながら、立ち上がっていました

そこでレリアナはハっと違和感に気が付きます
自分たちが座り込んだ石畳の地面に広がる、どす黒い血の海に
「あ、……ノア」
レリアナの表情は一変します
震える手を伸ばそうとすると、その手にぼたぼたと新たな血が滴り落ちました
ノアの表情に大きな変化はなく、なんとなしそこに視線をやっています

腕が…

レリアナは戦慄しました
爆発から彼女をかばった際に、ノアは自身の左腕を失くしていたのです
「まず、止血を…」
レリアナは焦りと混乱の表情を見せつつも、自分の衣服を破いて止血を試みます
「テイラー卿。外に出て治療師たちをどうか呼んできてください」
その声を受けて、アダムは素早く動きました
レリアナは無言で左腕に布をまき、しっかりと縛りつけます
その拍子に、床にぽとりと水滴がおちました
「泣くな」
ノアは薄く微笑みながら言いました
「不細工だから」
レリアナの両目からは、こらえきれずとめどなく涙が流れ落ちていました
「そんな言葉が良く出ますね、今!?」
レリアナがそう叫ぶと、ノアは小さく笑いました
「私は大丈夫だ」
「大丈夫じゃありません」
「大丈夫だ」
大丈夫じゃ…!!
押し問答になりつつ、レリアナはこらえ切れずに声を荒げます
「泣かないでくれ。そなたが泣くとどうすればいいか分からなくなる」
涙を流しながら俯くレリアナに、ノアは優しく声をかけます
「わかるだろう?」
落ち着かせるようにそう言って、右手で彼女の涙をぬぐいました

私のせいです

「今日のテロから、貴方が怪我をしたことまで全部」
そう言い放つレリアナに、ノアは目を見張りました
「違う」
「私が生き返って、予定されていた未来を変えて…。だから、本来ならこんな風になっちゃいけないのに」
咎めるように彼女の言葉を否定するノアでしたが、レリアナは耳を貸さず言いつのります
「レリアナ」
「本来なら今日は、このようなことが起きるはずでは無かったんです」
レリアナは自責の念と混乱でノアの呼びかけも耳に入りません

私の魂は別の世界から来ました

勢いのまま、涙を流しながら彼女はついに自らの秘密を吐露しました
「ここは…私が本の中で見た世界なんです」
「レリアナ、何を言っているのかわからない」
ノアは困惑する表情を隠せません
「私はすでに一度死にました。目が覚めたらこの世界にいて…この世界の私も死ぬという事実を知っていたんです」
堰を切ったようにレリアナは続けます
「それで貴方に契約を持ちかけました。生きたかったから。情報を渡した人がすでに死んだと言ったことがありましたよね?」
「以前の私が本の内容を知っていたからです。貴方の秘密や未来の出来事を知っていたのも同じ理由です」
契約を持ち掛けたころの緑のドレスを纏ったレリアナと、玉璽の入った箱が思い浮かべられました
「でも魂がちゃんと定着せず…あの時倒れたんです」
そして突如意識を失った、仮面舞踏会でのレリアナが頭によぎります
(雲をつかむような話だ)
ノアは困惑しつつも、真剣なまなざしで彼女の話について考えました
(しかしこの言葉が事実なら、今までのすべてが納得できる)
そこでレリアナはハッと思い当たります
(あれがあった!)
彼女はおもむろに衣服をまさぐり、ヒーカーからもらった鈴を取り出しました。
ちりんと軽やかな音をたてて目の前に出されたそれの意図に気づき、ノアは目を見張ります
「使うな!」
レリアナはノアにかまわず、亡くなった左腕に鈴を近づけます
(どうやって使うの?そのまま当てればいいの?)
涙を流したまま、レリアナの表情は悲しみと絶望に染まっていました
「レリアナ、やめるんだ」
「放してください」
ノアはそんな彼女の手を握り行動を制しましたが、レリアナは聞く耳を持ちません
「神力では不可能だ」
「大神官聖下がくださったんです」
冷静に諭そうとするノアに、レリアナは必死になって言い返します
「分かっている。だからできるか分からないことに使わせるわけにはいかない」
「分からないじゃないですか」
「駄目だ」
「ノア」
「止めろ」
「ちょっと!!!」
固辞しながらレリアナの手を離さないノアに、彼女もしびれを切らします
「やったこともないのに!!一度試してみたってー…!!」
「聖下がそなたにこれをくれた理由があるのだろう。私は腕を失うより怖いことがある」
ノアは伏し目がちに答えました
記憶に新しい、レリアナが意識を失くした10日間。
「…目を閉ざしたそなたが」

そのまま目覚めないないことだ


床には変わらず、どす黒い血溜まりが広がっています
ノアは目を閉じながら落ち着いた表情で言いました
「だから今ここで使っておけない」
レリアナは項垂れ両手をつきながら、諦めたように呆然と彼の名を呼びます
「ノア」
「…うん」
優し気に微笑みながらノアはレリアナを見つめます
「私は今、この瞬間だけ考えることにしました」
「貴方もそうだったらいいけど」
レリアナはそう前置きをして、両目から涙を伝わせながら、口元に笑みを浮かべて言いました


愛しています


驚きに目を見開いたノアに、レリアナの顔がそっと近づきました
ヒーカーの鈴がちりんと鳴ったあと、パキリと砕け散り、青白い光がノアの左腕を包みます
ノアは両腕でレリアナを抱きしめながら、二人は口づけを交わすのでした

つづく

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めちゃくちゃごぶさたしておりました…
もうこちらをご覧になっている方も少なくなったとは思いますが、無事浮上できました…!
コメントも返信が滞っていて申し訳ありません順次お礼をさせていただきます…

ということで、公開時リクエストの多かった108話今更翻訳です
武闘大会中爆破テロにより会場が騒然とする中、レリアナは原作の知識から首謀者が地下廊にいることをノアに伝えます。彼を向かわせたあと、別の犯人一味より罠がしかけられていることを知ってアダムと駆けつけますが、三人でテロリストを無事掃討したと思った寸前で、犯人が口に仕込んでいたスイッチを押され大きな爆発に巻き込まれてしまった…というあらすじの後となります
全俺たちが泣いた両片思いが両想いに成就した記念すべき回ですね!!!!!!!
レリアナが無事なら腕の一本なんて安いもんな公爵と、彼の愛に根負けして白状した泣き笑いのレリアナのまあ愛しいこと…
こんな時でもお互いの意思を無視せず互いの言い分をきちんと伝えあうこの理性的なカップル…もだもだするけどほんとお似合いですよ……
復元したばかりの左腕できちんと背中に手まわしてる公爵様はさすがとしか言いようがないですね




コメントもありがとうございます!
情けないことに年末繁忙に気力が持ってかれていまして、今年最後の更新をと思っていたのですが、それもどうやら無理そうです…!
こちらの素人翻訳を見てくださってる皆様には本当に申し訳ない( ;∀;)年始は頑張ります!9ので、何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m良いお年を!

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